にぎやかな街の中で、ふと静かになる瞬間があります。
日差しの影が少し伸びて、風がすこしぬるくなる頃。
誰の声も聞こえないのに、やさしいものに包まれたような、あの時間が好きです。
慈露は、ふれる前の"気配"をとても大切にしています。
会話のまえに感じる緊張、目をそらすタイミング、手のひらに残るわずかな熱。
それらが言葉よりも先に、「いま、ここにいるあなた」に触れさせてくれる気がするんです。
まなざしには、触れる以上のちからがあると思っています。
静かに見つめることは、そっと"あなたの存在を受け取る"ということ。
そしてそれが、心と身体の準備を整える、最初の触れあいになるのだと思います。
今日も、静けさの中に、ぬくもりがそっと溶けています。
あなたに気づいてもらえるのを、そっと待っています。
露花の“慈露”より
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