露花

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仁の写メ日記

  • それでも、誠実でありたい。
    それでも、誠実でありたい。


    目の前の人に誠実でいたいし、
    真心で向き合いたいと、いつも
    思っています。

     

    でも――
    その“誠実さ”が、ときに“都合の良さ”
    として扱われる瞬間があることも、事実
    です。

     

    たとえば、
    『私の気分に合わせて、優しくして
    くれるはず』という感覚を、


    僕は否定しません。


    本当にしんどいときや、不安なときに
    誰かの優しさに“そっと甘える”ことは、
    むしろ人間関係にとって大切なことだ
    と思っているからです。

     

    ただ、
    『あなたは誠実そうだから、少し
    ぐらい都合よく扱っても許してく
    れるでしょ?』


    そんな期待が、無意識に含まれて
    くるとき――どこかで“バランス”が
    崩れてしまうものです。


    一見すると“健気で誠実”に見えても、
    本音は、ちょっとした言葉や態度に
    滲じみ出るもの。


    それでも僕は、よほどのことがない
    限り、『誠実に応えたい』そう思っ
    ています。


    だから、簡単に“白旗を上げる”
    つもりはありません。


    けれど、一方通行のコミュニケー
    ションのなかで、“誠実でいる側に
    だけ歩み寄りを求めてくる関係”が
    続けば――


    それはどんなにやさしく見えても、
    やがて、静かに崩れていくものです。



    僕はこのことを、
    『問題だ』とか『正すべきだ』と
    言いたい わけではありません。


    人は誰しも、間違えるし、知らず知
    らずに誰かを傷つけてしまうことだ
    ってある。僕だって、そう。


    でも、


    『起きたことに目を背けたまま、誤解
    の上に生きていく』それは、やっぱり、
    どこか寂しい気がするのです。


    僕の気持ちが伝わらなくてもいい。
    どう思われても構いません。


    ただ、
    “都合のいい部分だけを切り取って、
    他は見ようとしない”


    という生き方を続けていけば、人は
    また、同じ痛みを繰り返してしまう
    のだと思います。


    それが残念でなりません。
     

    人は、人との関わりの中でしか、
    生きられないのだから――

     
    あらためて、ちゃんと会って話す。
    向き合う。
    認め合う。


    そんな時間の尊さを思い出した、
    ある夜のことでした。




    露花 仁(じん)