感情に素直になろうとすると、
ふと立ち止まってしまうこと、
ありませんか?
『私って、ほんとはどんな人なんだろ?』
忙しさの中で置き去りに
してきた自分。いい人でいようと
しすぎて、どこか素の感覚を
忘れてしまってる。
子供の頃はあんなに無邪気に
感じるままに生きていたのに、
いつの頃からか?
妙にまわりの人達の、顔色を
うかがうことが良しとされ、知らず
知らずのうちにそれが当たり前の
ようになってしまいました。
そして今では本当の気持ちに
気づいてしまうのが、ちょっと
怖くなる時もある。
でもそれ、すごく自然なこと
だと思います。
“自分を知る”って、なんか聞こえは
キレイに聞こえるけど、
実際はちょっと勇気がいたりして。
たとえば──
・言えなかった本音
・過去の恋愛でついた傷
・自分だけが知ってる『弱い部分』
そういうのに目を向ける
のって、痛いし、怖いし、
『うわ、わたしってこうなんや…』って
少し落ち込むことも...
でも、
それを見ないふりしてずっと
走り続けるよりも、一度ちゃん
と自分の“影”と向き合ったほうが、
ずっと心がラクになるものです。
自分の弱さに気づいた時って、
そこで止まってもいいし、泣いても
いいし、『なんか可愛いとこあるな』
って笑えるくらいがちょうどいい。
『ああ、私ってこんな感じやったんやな』
って、まるで久しぶりに帰ってきた自分
に『おかえり』って言うような?感覚?
それがね、
“自己受容”の第一歩なんやと思います。
誰かに見せたくない自分を、
自分だけでも受け止められたら、
そのぶん、他の誰かのことも
優しく見れるようになる。
そしてね、
ときには、誰かにそれを見せる
ことになる瞬間もあります。
たとえば、
ただそばにいてくれる誰かの前で、
ふっと気が緩んで涙がこぼれた時。
何も言われなかったのに、
なぜか『そのままでいいんやで』って
言われた気がして、心の奥が、じんわ
りとほどけていったりする。
そういう瞬間に、
人って『大丈夫や、わたしのままで』
って思えるんですよね。
自己探求って、何もスピリチュ
アルな話やないんです。ちゃんと
感じて、ちゃんと見つめて、
ちゃんと自分と仲直りするための
時間なんだと思う。
『私はこれが好き』
『こういう時、しんどくなるんやな』
『この人といるとホッとする』
そんな小さな気づきが、
少しずつ、あなたの内側を
整えてくれます。
自分を知るのは怖い。
でも、知ったあとは、ちょっとだけ
優しくなれる。
それはきっと、これから出会う
誰かを、大切にできる力にもなる
はずから。
今日も、
“わたし”をちょっとだけ好きで
いられる一日になりますように。
露花 仁(じん)
仁の写メ日記
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『わたしって、どんな人なんだろう?』仁