夕方の空が、少しずつ夏の色に変わってきました。
太陽の光が強くなって、風が湿り気を帯びてきて、
日が長くなるにつれて、心もどこかほどけていくような気がします。
僕にとって、夏は現場の熱気と汗が象徴のような季節。
でも、それだけじゃない。
アイスコーヒーの冷たさ、夕立の匂い、Tシャツ一枚で出かける軽やかさ…
夏には、何かを許してくれるような、やさしさもある気がするんです。
スポーツをしているからか、僕は夏の空気が好きです。
暑さの中にも、ぐっと集中できる瞬間があって、
そのあとのシャワーや風の涼しさに、心まで洗われる感じがします。
セラピストとして向き合う時間の中でも、
この季節は特別な気配がある気がします。
女性がふと見せる、汗をぬぐう仕草や、髪を束ね直す横顔。
そんなさりげない瞬間に、胸の奥が静かに動くんです。
夏って、どこか少し“甘えていい季節”でもあるのかもしれません。
普段はきちんとしている人ほど、
この季節くらいは肩の力を抜いて、
心の奥にある「ほんとは甘えたい気持ち」を出してもいいんじゃないかって思うんです。
「暑いね」って笑いながら、冷たい飲み物を分け合って、
そっとぬくもりに触れるような時間。
そんな夏のひとときを、あなたと一緒に過ごせたら嬉しいです。
なぎの写メ日記
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夏の気配にふれてなぎ