皆さんこんにちは、Storyのかいとです。
皆さんは「カリギュラ」という言葉を知っていますか?
人は禁止されるとかえってその対象に興味を持ちやりたくなる心理現象のことです。
僕は今でこそやってはいけないことはやってはいけないと自制心を持って生活していますが、幼い頃は本当にこのカリギュラに支配されていたと思います。
まだ小学校に入りたてだったある日のこと。その当時母親が免許を取るために自動車学校に通っていたので小さな僕も一緒に連れて行かれてました。
母親が授業を受けているあいだ、僕はやることが無いので学校の中をブラブラしていることが多かったです。
そんなある日のこと、母から「ここだけは近付いてはいけないよ」と言われた場所が気になりました。
それは給油所。
教習車にガソリンを入れるため自動車学校の敷地内に小さなガソリンスタンドみたいな場所があったんです。
父親がガソリンを給油しているところも見たことがあったため、興味がありました。
ただ、母親からはキツく「絶対に近づいちゃだめ、ノズルのトリガーを引いたら絶対にだめ」と言われていました。
幼かった僕はどうしても興味が抑えられず給油所に近付きました。
恐る恐るノズルを持ち引き抜くとなんだかメカメカしくてかっこいい…幼心にサイバーパンク感溢れる無骨なデザインに惚れ惚れとしてしまいました。
でもこのトリガーを引いたら油が出てくる…
でも、ちょっとくらいなら…いつも父親がキワキワまでガソリンを入れてるみたいにちょっとだけトリガーを引くくらいなら大丈夫なんじゃないか…?
そう思った僕はトリガーを引いてしまいました…思い切り。
その瞬間すごい勢いで吹き出すガソリン。慌ててトリガーから手を離すも何故か止まらない…!
そう、トリガーがロックされて戻らなくなってしまっていたのです。
パニックになった僕はガソリンが出たままのノズルを元の場所に差し込みました。
その瞬間…ブシャー!という音と共にガソリンが跳ね返り僕は頭から大量のガソリンを被りました。
「わーーー!えーーーん!!」とちいかわのような泣き叫び声を上げる僕。
しばらくすると母親と大人たちがすごい勢いで走って来ます。
とりあえずめちゃくちゃ怒りながら周りに謝る母。
知らないおじさんに連れて行かれる僕。
どうしよう…知らないおじさんに怒られちゃう…
グズグズ泣きながらトイレに連れて行かれ。
優しく頭と顔を洗ってもらいました。
おじさんは僕を一切怒らず笑顔で「気になったんか?」「やってみたかったんか?」と優しく洗ってくれました。
それ以来、やってはいけないことをすると大変になるということを学んだ僕はやってはいけないことはなるべくやらないようになりました…なるべく。
皆さんもカリギュラに支配されそうになったら僕のエピソードを思い出してくださいね!笑
かいとの写メ日記
-
自動車学校でガソリンばら撒いた話かいと