-Kuro’s Diary-
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著者:くろ
出版社:Story
※あくまでフィクションです。物語としてお楽しみください٩( ’ω’ )
『ほのぼの短編小説』-“仲直りの瞬間”
ある日の午後、静かな公園のベンチに、A君とB子は座っていた。
しかし、その表情には暗い影が差していた。数日前、小さな誤解から大きな喧嘩になり、互いに心の距離が広がってしまっていた。
「どうしてあんなことを言ったの?」
とB子が目を逸らしながら言った。彼女の声は震えていた。
A君は自分の言葉がどれほど彼女を傷つけてしまったか、今さらながら気づいていた。
「ごめん、俺は…」
とA君が言いかけたが、言葉が続かなかった。
彼はB子の目を見つめることができなかった。自分が彼女に与えた傷を思うと、胸が痛んだ。
「もういいよ、私も感情的になりすぎたから」
とB子が言った。彼女の声には少しの柔らかさが戻ってきた。
その瞬間、A君は思い切って口を開いた。
「本当にごめん。あの時の俺は、君を傷つけるつもりなんてなかったんだ。ただ、自分の気持ちが優先されてしまった。」
B子は静かに彼の言葉を受け止めた。しばらくの沈黙が流れ、彼女は深呼吸をした。心の中のもやもやが少しずつ晴れていくのを感じた。
「私も、もっと冷静に考えるべきだった。だから、私も謝る。正直、あの時は怖かったんだ。私たちの関係が壊れたらどうしようって…」
B子は目をうるませながら言った。
A君は彼女の手をそっと取り、
「一緒に乗り越えよう。俺たちにはもっと大切なことがある。互いの存在はそれ以上に大事だろ?」
と言った。その言葉にB子の心は温かくなった。
「うん…私もそう思う。一緒に頑張ろう」
と彼女は微笑んだ。
少しずつ距離を縮め、二人は手を繋いだ。喧嘩を乗り越えたことで、むしろ二人の絆は深まったように感じた。
その後、二人はしばらくベンチに座り、夕日の美しさを共に見つめた。太陽が沈むにつれて、彼らの心もまた、新しい光を見出していた。
この小さな公園の一角で、彼らは互いへの理解と愛情を再確認し、穏やかな未来を心に描くことができたのだった___。
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くろの写メ日記
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【ほのぼの短編小説『仲直りの瞬間』】くろ