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けんごの写メ日記

けんご

けんご  (39)

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  • 【夏の思い出②】
    けんご
    【夏の思い出②】

    夏の夜に見る花火は、何度見ても飽きない。

    大きな音が鳴ったと思ったら、空に光が広がって、
    一瞬でその場の空気が変わる。

    静かだった夜空が、音と光に包まれて、
    まわりのみんなの視線が空に集まる。

    次々と打ち上がる花火に、歓声があがる。
    「今の綺麗だったね」と誰かがつぶやいて、
    それを聞いて、自分もなんとなく頷いてしまう。

    花火って、本当に一瞬しか咲かないのに、
    その一瞬がすごく強く残る。
    終わってすぐに消えてしまうのが、逆に印象に残るんだと思う。

    空を見上げている時間は、他のことを何も考えなくなる。

    今日あったことも、明日のことも全部一回置いといて、
    ただ光と音を追いかける。
    それがすごく気持ちいい。

    風が吹いてきて、肌に当たるとちょっと涼しくて、
    その感覚と花火の音が混ざると、「夏が来たな」と感じる。

    打ち上がるたびに、胸の奥が少しだけ動く。
    「すごい」と思いながら、「終わらないでほしい」とも思う。

    最後の花火が大きく広がって、ゆっくり消えていくとき、
    そこにいた全員が同じように静かになって、
    その余韻のなかで、夏が少しずつ終わりに向かっていくのを感じる。

    毎年のことなのに、今年もやっぱり感動してしまう。
    来年もまたこの景色を見たいなと思う。
    今日の花火も、きっと忘れない夜になる。