夏祭りの夜は、昼間とはまるで別の世界になる。
街のあちこちに提灯が灯っていて、ほんのり赤い光がぽつぽつと道を照らしてくれる。
あの光を見るだけで「夏が来たな」と思えて、嬉しくなる。
屋台が沢山あって、たこ焼きや焼きそばの香ばしい匂い、綿菓子やりんご飴の甘い匂いが混ざってお腹がなる。
誰かが笑ってて、子どもたちが金魚すくいやヨーヨーに夢中になってる姿を見てるだけで、自然と気持ちが緩んでくる。
浴衣を着た人たちがすれ違って、下駄の音がカランと鳴る。
夏の風が肌に触れて、普段よりも少しだけゆっくり歩きたくなる夜。
遠くから祭囃子の音が聞こえてきて、心が少し浮き立つ。
誰かと話さなくても、その場の空気にいるだけで「今、ここにいる」って実感できる。
昔から祭りが好きだった。
何か特別なことをしているわけじゃなくても、なぜかあの空間には安心感があって。
だけど、祭りが終わりに近づく頃には少しだけ寂しくなる。
灯りがひとつずつ消えていくと、「また今年も終わっちゃうんだな」って実感する。
でもその寂しさも、たぶん夏祭りの大事な一部なんだと思う。
楽しいだけじゃなくて、終わりの空気も含めて、心に残る時間だから。
また来年も、同じようにお祭りに来られたらいいなって思う。
ってことでお祭り行ってくれる人募集中です!
けんごの写メ日記
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【夏の思い出①】けんご