月曜日は映画をご紹介
『ラウンダーズ』は、自分の中の「本当に好きなこと」への愛情を、静かに肯定してくれる映画だと思う。
主人公はただポーカーが強いだけじゃない。
どんなに遠回りをしても、結局またその世界に戻ってくる。
“勝てる場所”じゃなくて、“自分が生きていると感じられる場所”に。
あの映画を観ていて、何度も自分自身のことを重ねてしまった。
一度は諦めたことや、周囲に理解されなかった夢。
「もっと堅実に生きろ」っていう周囲の声。
でも、自分の心の奥に残ってる「それでも好きなんだよな」っていう気持ち。
あの感覚を、主人公はずっと手放さずに持っていた。
ポーカーってすごく理論的な世界だけど、
主人公が勝負に出るときは、最後に信じているのは「自分の感覚」だった。
何よりも、自分の読みと直感を信じるあの姿勢に、鳥肌が立った。
たぶん、あの映画が刺さるのは、
「誰かに認められること」よりも「自分で納得できる生き方」を
選びたくなる瞬間が、人生にあるからなんだと思う。
そしてあのラスト、地下のカジノで静かに勝負を決めるシーン。
大げさじゃないのに、ものすごく熱くて、静かな感動があった。
誰の拍手もなくても、自分にだけ分かる勝利。
今の自分には、あんな場面はないけど
「本当にやりたいこと」を諦めずに持ち続けることはできる。
小さなことでも、自分の感覚を信じて動いていきたい。
そんなふうに思える一日だった。
けんごの写メ日記
-
【ポーカー映画】けんご