触れるとはすごく繊細で、尊い行為。
誰かの肌に触れるのは、その人の疲れや不安、喜びや寂しさ――
言葉じゃ出てこない“心の奥”を受け取る感覚に近い。
俺は器用じゃないし、決して完璧な人間でもない。
おっちょこちょいで、冷蔵庫の中はいつも適当だし、
休日なんて基本ソファと合体してる。
それでも、会ってくれる人の前では、
“ちゃんと向き合いたい”って気持ちだけは、本気で持ってる。
触れる手の角度、呼吸のタイミング、目を合わせる間。
ぜんぶ相手に合わせて、今この瞬間に集中する。
ただのエロじゃなくて、
心の距離が少しずつ近づいていく時間をつくりたい。
初めて会った人が、帰る頃にはちょっと肩の力が抜けてたり、
「来てよかった」って言ってくれた時、
この仕事って、ちゃんと意味あるなって思えるんだ。
誰かの“なにげない日常”の中で、
ほんの少しでも居場所になれるなら、
それはすごく嬉しいこと。
俺はまだまだ成長途中。
だからこそ、「触れる」ってことに対して、
ずっとまっすぐでいたいと思ってる。
“ただのエロい人”で終わりたくない。
ちゃんと、心にふれる人でありたいと思ってる。
けんごの写メ日記
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【向き合う】けんご