夜って、不思議。
昼間はなんとも思わなかった感情が、急にあふれてきたりする。
ちょっとした言葉を思い出して胸がキュッとなったり、
誰かの優しさをふと感じて、寂しさが込み上げたり。
眠る前って、心がいちばん素直になる時間。
そんな時間に、もし俺があなたの隣にいたらって想像してみて。
照明を落とした部屋。
静かに流れる音楽。
カーテン越しに揺れる街の灯り。
ベッドの中で背中を向けたまま、手だけそっと重ねる。
言葉は交わさない。ただ、体温と鼓動が伝わる距離。
だけど、そんな静かな時間の中で、
俺はあなたの“無防備な部分”を見逃さない。
小さなため息。呼吸の変化。微かな震え。
その全部が、俺を誘惑してくる。
「このまま眠ってほしい。でも、眠らせたくない」
そんな矛盾を抱えながら、あなたの首筋にキスを落とす。
強く求めるわけじゃない。
ゆっくり、じっくり、時間をかけて、
あなたの“理性”と“本音”を溶かしていく。
朝が来ることさえ忘れるくらい、
ただ今この瞬間に、あなたを感じていたい。
刺激よりも、余韻が深く残る夜。
そんな夜を、いつか一緒に過ごせたらいいな。
けんごの写メ日記
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【妄想日記】けんご