「触れてほしいなら、ちゃんとお願いして?」
静かに目隠しをして、手を縛って、
ただ耳元に息をふきかける。
触れてないのに、肌がざわつく。
声すらかけてないのに、息が浅くなる。
性感って、直接的な刺激よりも、
“想像”と“支配”のなかにある。
目が見えないぶん、
音や空気の変化に敏感になるし、
「いつ、何が来るのか」がわからない不安に支配されていく。
でもね、不思議と怖くない。
支配されることって、
“全部任せられる”ってことだから。
理性の鎧を脱いで、
ただ感じるままに自分を晒すって、実はすごく安心する。
今夜は、触れないまま、あなたを支配したい。
ゆっくり、じわじわ、心ごと追い詰めていくね。
けんごの写メ日記
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官能小説4けんご