「どちらからもモテていいじゃん」──
たまに、そういうことを軽く言ってくる人がいる。
たぶん、悪気はないのかもしれない。
でも、その言葉には、こっちが積み重ねてきたものも、
覚悟して切り捨ててきたものも、まるで無かったことにされてるような感覚がある。
おれは、誰にでもモテたいわけじゃない。
“求められる自分”に形を変えて、媚びて、好かれて、
それで満足するような生き方は、とうの昔にやめた。
どちらからもモテるっていうのは、
ただの“都合のいい存在”って意味で語られることが多い。
本気で人と向き合ってる人間にとって、そんなふわっとした立ち位置はむしろ苦痛なんだよ。
⸻
こないだ、OnlyFansのクリエイター仲間4人でスペースを開いた。
その中には、うち3人がペイフォーゲイ。
おれだけが、いわゆる“ゲイ層”には刺さっていない存在だった。
理由は明確。
ゲイ向けに媚びるような動画は出していないし、
作る気もない。
それを見て「この人はゲイ嫌いなんだろうな」と思われても、もうどうでもいい。
媚びないって、そういうことだ。
⸻
そのスペースに来ていたある女性──
女風の垢をフォローしているのは知っていた。
そして、こんなイヤミを言ってきた。
「男性ファンの皆さんの邪魔しちゃ悪いから」
気遣いのフリをした皮肉。
でも、こういう言い方って、ほんとによくある。
「私の立場、察してよ」「あなたは私を選ばなかったよね」
そうやって、こっちに罪悪感を持たせようとしてくる。
しかもその人、以前「予約したい」と言ってきたことがある。
地方住みで、スケジュールも合わせた。
でも、来なかった。
要するに、最初から来る気なんてなかったんだと思う。
その場のノリで“自分は来ようと思えば行ける存在”として立ち位置を取りたかっただけ。
言葉で繋がったフリをして、
何も生まれない関係に時間を使ってはいけない。
⸻
“届かなくていい”という言葉は、あきらめじゃない。
覚悟の表れだ。
誰にでも好かれなくていい。
むしろ、本当に大事な人にだけ伝わればいい。
それがいちばん深くて、強い繋がりになるとわかっているから。
⸻
おれのところに来てくれる人たち──
特に女性の中には、自分を安売りせず、媚びず、
ちゃんと地に足つけて生きてきた人が多い。
自分の人生に責任を持っていて、
「ちょっとだけ、ひと休みしたい」って来てくれる人たち。
だからこそおれも、全力で向き合えるし、変に依存されることもない。
そしてきっと、そういう関係の中で生まれた言葉が、
いつか誰かを救うんだと思ってる。
⸻
SNSでは、表面的な共感やバズに埋もれて、
本当に必要な言葉が届きにくくなっている。
でも、そこに抗いたい。
だからこそ、おれは書く。
媚びないで、誤解されたままでも、ちゃんと真っ直ぐに伝える。
⸻
どちらからも好かれないなら、それでいい。
中途半端な関係が増えるより、
本当に大切にできる人とだけ、まっすぐ繋がっていたい。
そう思って、今日もこの言葉を綴ってる。
MUSASHI
MUSASHIの詰め合わせリットリンク
https://lit.link/gentlemantokyomusashi
ジェントルマン東京本店公式ホームページ
https://gentlemans-club.tokyo/
ご予約お問い合わせ
https://member.jyofu-yoyaku.com/login/
MUSASHIの写メ日記
-
【届かなくていい。誤解されても、媚びたくはない】MUSASHI