「中イキってどうしたらできるの?」
たまにそう聞かれることがあるけど、正直、それはひとことで説明できるような単純な話じゃない。
感覚的に言えば、中イキって“扉”みたいなもので、**メンタル(心)とフィジカル(身体)**の両方の鍵が揃わないと、そもそも開かないんだと思ってる。
どっちか一方だけじゃダメ。
心が閉じていても、身体が眠っていても、どれだけテクニックがあっても、そこには辿り着けない。
それくらいデリケートで、でも理にかなったプロセスだと思う。
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メンタルの鍵:言葉にできる場があるかどうか
中イキの話になると、よく「フィジカル」な側面ばかり語られがちだけど、
まず最初に整えるべきは“心”のほうだと思ってる。
心の奥にモヤモヤや不安が渦巻いていたり、誰にも言えないような感情を抱えたまま、
ただ身体を刺激されても、気持ちがついてこない。
むしろ、“触れられること”自体がストレスになってしまうことすらある。
だからまず必要なのは、ちゃんと話せる場所。
言葉にして、心に溜まっているものを外に出せる安全な場。
そして、それをちゃんと受け止めてくれる存在。
俺は、そこをすごく大切にしてる。
ただ「聞くだけ」じゃない。
沈黙の奥にある“本音”を見逃さず、うまく言葉にできない気持ちにも耳を澄ます。
その人が本当に伝えたいことを、ちゃんと受け取れるように向き合う。
言葉が出るたびに、少しずつ肩の力が抜けていって、
呼吸が深くなって、
「あ、ここは大丈夫なんだ」って、心が少しずつ開いていく。
そうなって初めて、身体の感覚が“今ここ”に戻ってくる準備ができる。
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フィジカルの鍵:感じる筋肉を育てるということ
心が整ったら、次は身体。
ここで重要になってくるのが、骨盤底筋群を中心とした“感じる筋肉”。
神経が眠っていると、どれだけ触れても脳に届かない。
場合によっては、「痛み」として誤認されてしまうことさえある。
要するに、感覚が“通っていない”状態なんだよね。
その状態を改善してくれるのが、たとえばピラティス。
元々ピラティスは、身体の弱い人でも無理なくできるように開発されたメソッド。
呼吸を意識しながら、深層部の筋肉に優しくスイッチを入れていくような動きが中心で、
これがまさに“性感を感じる準備”と重なる。
実は俺自身、フィットネスインストラクター時代に何十人もの前でピラティスのクラスを担当していた経験があって、
その頃に、「自分の内側に意識を向ける」という感覚を自然と身につけることができた。
いま施術をしていても、ピラティスで培ったその感覚がすごく役立ってる。
そしてちょっと専門的な話をすると、中イキしやすい人の特徴って、はっきりあって。
膣の入口周辺の筋肉がしっかり発達している人が圧倒的に多い。
逆に、中イキに悩んでいる方は、その筋肉がほとんど使われていない、というケースが多いんだよね。
つまり中イキって、“素質”とか“相性”の話じゃなくて、
**「身体がどう育っているか」**の話でもある。
鍛えれば、感じられるようになる。
使えば、神経が通るようになる。
それだけのこと。
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すべては自分を取り戻すプロセス
最近はSNSを見てても、筋トレに励んでいる女性がすごく多くて、
ヒップラインや体型を意識して、綺麗に整えている人が増えてる。
もちろん見た目を整えることも大切なんだけど、
本当にすごいのは、“見えない部分”まで丁寧に育てているということ。
筋肉に刺激を与えることで出るホルモン、
身体を動かすことで得られる達成感、
そして“ちゃんと生きてる”っていう実感。
それらが自己肯定感につながって、
結果として、誰かに満たしてもらわなくても「私、大丈夫」って思える自分が育っていく。
正直、そういう人たちは女風を必要としていない。
もう自分で自分を満たせているし、
そのお金も時間も、きちんと意味のある自己投資に回せている。
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もし今、満たされないと思うなら
中イキの話を超えて言えば、
“自分の感覚を取り戻す”って、人生を取り戻すことにすごく似てる。
もし今、「なんか満たされない」「どこか置いてけぼりになってる気がする」
そんなふうに感じているなら、
それは心と身体のどちらか、もしくは両方が今、お休みしているだけなのかもしれない。
まずは、話してほしい。
うまく言葉にならなくても、ちゃんと聞くから。
そして一緒に、身体も心も、少しずつ目覚めさせていこう。
そのために俺がいる。
MUSASHIの写メ日記
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中イキは、「心」と「身体」──その両方の準備が整ったときに、やっと開かれる。MUSASHI