「今年の夏休みは、毎日あなたの写メ日記を10本ずつ読んで乗り切ります」
そんなメッセージをもらったのは、梅雨が明ける少し前のことでした。
子どもたちが家にいる時間が長くなり、
自分の自由はどんどん減っていく。
朝昼晩の食事に、洗濯物に、宿題のサポート。
自分のことは後回しにして、
誰かの世話や機嫌に、自分の体力と気力を使い切る日々。
「癒しが減る夏です」と、あなたは笑って言っていたけれど、
それがどれほどの覚悟とやさしさに支えられた言葉なのか、
少し想像するだけで、胸がギュッとなりました。
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写メ日記を毎日10本読む──
それはきっと、ただの“暇つぶし”ではなくて、
あなたにとっては、自分を取り戻すための数分間の深呼吸なんですよね。
自分の名前を呼ばれることも、
労われることもない日々の中で、
画面の向こうから「あなた」という存在に言葉を届けられること。
それが、僕にとってどれだけ意味のあることか。
そんなことを、改めて教えてもらった気がします。
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たくさんの人に読まれたい、と思うことはあります。
でも本当は──
誰か“ひとり”に深く届くような言葉を書きたい。
必要としてくれる誰かに、ちゃんと染み込むような日記を残したい。
それが、僕の本音なのかもしれません。
過去に書いた4000件以上の日記。
その中には、誰にも読まれなかったような一文もあるかもしれません。
でも、何年も経って、今のあなたがそこに出会ってくれるなら、
それはその日のために書いていたんだと思える。
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僕はこれまでたくさんの人に出会ってきました。
笑顔を向けてくれる人もいれば、涙を見せてくれた人もいる。
その一つひとつの感情に、誠実に向き合いたくて、
ただ黙って見守ることも、そっと背中を押すこともありました。
あなたがもしこの夏、自分の気持ちを押し込めて、
誰にも話せないまま1日を終えるような日があったなら──
そのときは、どうか僕の言葉に会いにきてください。
それが数年前の、すっかり忘れかけていた日記でもかまわない。
その日、その瞬間のあなたにとって、
必要な言葉が、必ずどこかにあると信じています。
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今年の夏、僕の言葉をあなたのそばにそっと置いておきます。
使い方は自由です。
癒されてもいいし、笑ってもいいし、
「今日は合わないな」と思ったら閉じてくれてもいい。
でも、必要なときにはちゃんと、そこにあるから。
あなたが、あなたのままでいられる夏になりますように。
そしてまた、少し余裕ができたら、あなたの声も聞かせてくださいね。
MUSASHI
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MUSASHIの写メ日記
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【あなたの夏に、僕の言葉をそっと置いておきます】MUSASHI