健康になりたい。
できるならずっと、長く生きて、ちゃんと動けていたい。
だから身体を鍛える。食事にも気をつける。
そんな毎日を、もう何年も続けている。
けれど――
どこかで、その“ちゃんとした自分”をぶち壊したくなる衝動もある。
深夜のコンビニで、何の役にも立たないものを買い込んで、
全部放り出してやりたくなる。
せっかく作ってきた積み上げを、
自分の手で壊してしまいたくなるような夜も、確かにある。
そうやっておれは、
「理想」と「衝動」のはざまで、ずっと揺れてきた。
⸻
人の役に立ちたいと思っている。
言葉でも、身体でも、少しでも誰かが前を向けるならそれでいい。
でも、時々その“役に立ちたい”気持ちが、
重荷になることもある。
期待されるほど、試されているような気がして。
理想を押し付けられるたび、
「おれはお前のために生きてるんじゃない」と反発したくなる自分もいた。
役に立ちたい。でも、支配はされたくない。
その二つの気持ちは、いつも喉の奥でぶつかってた。
⸻
昔からモテてきた。
ありがたいことに、好かれることも多かった。
でも、
愛されることに、どこかでうっとうしさを感じる瞬間がある。
「ちゃんとわかってほしい」という気持ちと、
「どうせ誰にも本当のおれなんてわかんないでしょ」という投げやりさ。
そのせめぎ合いが、
何度も人間関係をこじらせた。
「本音を見せたい」と「見せたくない」が喧嘩する。
ほんとうに面倒くさいやつだと、自分でも思う。
⸻
だけど、
そうやって自分の中の矛盾に引っ張られながら、
おれはおれを生きてきた。
真っ直ぐなんて、最初から無理だった。
ストイックとだらしなさ、愛と拒絶、誠実と逃避。
その全部が、自分の中に混在している。
だからこそ、
誰かの弱さも、ズルさも、
その矛盾ごと、ちゃんと見てあげられるのかもしれない。
おれは、矛盾したままでいいと思ってる。
きれいに整った答えじゃなくて、
ぐちゃぐちゃのままでも、
ちゃんと“生きてる”って実感があるなら、それでいい。
MUSASHI
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【矛盾を生きるということ】MUSASHI