気づけば、女風セラピストとしてもうすぐ7年目になる。
これまでに指名してくれた人たちの顔を思い浮かべてみると、ある共通点があることに気づく。
それは──「型にハマってない人たち」だった。
誰かに迎合することよりも、自分の信じる道を選んでいる人。
世間の“普通”や“べき論”よりも、自分にとっての正解を丁寧に選び取っている人。
たぶんXで「女風ユーザー」と名乗って、かまってもらおうとするような人は、7年間で一人も来ていないと思う(…いや、もしかしたら忘れてるだけかもしれないけど。笑)
彼女たちは、決して依存するためにここに来てるわけじゃない。
ただ少しだけ、立ち止まる時間が欲しかったんだと思う。
自分の足でまた前に進むために──ほんのひとときだけ、誰かに身を委ねる時間。
その「休憩」が、私であること。
それが、とても嬉しい。
もちろん性感の面でも、「自分の知らなかった自分」に出会えた人はたくさんいたと思う。
でも、私が一番大切にしているのは、そこじゃない。
その人が、自分の本質ともう一度つながり直すこと。
曇っていた感性が再び澄んで、世界が鮮やかに見えるようになること。
何か新しい創造の扉が、内側から開いていくこと。
実際に私の施術を受けた後に、絵を描きたくなったとか、文章が湧いてきたとか、
新しい一歩を踏み出す勇気が出たとか、そんな話を聞くたびに、心から思う。
「きっとこの人は、また大きく羽ばたいていくんだろうな」って。
それが、私の何よりの喜びだ。
おれ自身も、昔はいろいろうまくいかないことばかりで、
人生に絶望したこともある。
何をしてもうまくいかなくて、自分の存在価値すら見失ってた時期もある。
だからこそ、今こうして誰かの役に立てていると感じられることが、
ものすごくありがたい。
この仕事を通して、それを日々感じさせてもらっている。
きっとこれからも、世の中の価値観や流行は目まぐるしく変わっていくと思う。
でもその中で、自分が持っているもの──
感性とか、技術とか、人生の痛みから得た言葉とか。
そういう“変わらないもの”を大切にしながら、
これからも誰かの背中をそっと押せたら嬉しい。
私は、卒業していく人の後ろ姿を見送るのが好きだ。
「ありがとう」と笑ってくれるその人が、
次の景色を見にいくその瞬間に、
ほんの少しでも関われたことを、心から誇りに思う。
MUSASHI
MUSASHIの詰め合わせリットリンク
https://lit.link/gentlemantokyomusashi
ジェントルマン東京本店公式ホームページ
https://gentlemans-club.tokyo/
ご予約お問い合わせ
https://member.jyofu-yoyaku.com/login/
MUSASHIの写メ日記
-
【羽ばたく人の“ひとときの休憩所”として】MUSASHI