沼らせる──
この言葉が、いつの間にか“スゴイこと”や“モテの証”みたいに扱われてる風潮がある。
でも、私は思うんだ。
沼らせスキルって、感情に効く“拳銃”みたいなものじゃないかって。
相手の心にドキッとする言葉を撃つ。
嫉妬心に火をつけるような距離感を見せる。
期待と不安を絶妙に揺さぶる。
そうやって感情の引き金を引いて、人をコントロールするように見せかける。
けれど、それって本当はめちゃくちゃ危険な行為でもある。
こっちは軽い気持ちでも、相手の中にはズドンと刺さって、抜けなくなることがある。
まるで心の奥に銃弾が残るように。
そのスキルを自覚的に使ってる人もいれば、無自覚で「沼らせてやった」とドヤってる人もいる。
だけどそれって、本来“取り扱いに資格が必要な武器”を、SNSで振り回してるようなもの。
沼らせる力って、ある意味「人を壊す力」でもある。
だからこそ、本当の意味で沼らせスキルを持っている人は、それを**“使わない選択”もできる人**なんだと思う。
私は職業柄、ときに“ヤキモチを妬かせる投稿”をあえてすることがある。
それで離れる人もいれば、逆に引きつけられる人もいる。
でもそれは、優越感のためじゃない。
むしろその逆で、少しだけ傷つけておくことで、感情が過熱しすぎないようにする──
つまり「壊さないためのスキル」なんだ。
この仕事をしていると、簡単にハマってしまう人をたくさん見てきた。
心の隙間に優しく入りこめば、すぐに依存の芽が育ってしまう。
だからこそ、あえて冷たくしたり、曖昧に濁したり、距離を取ったりすることが必要になる。
それを理解されずに「意地悪だね」と言われることもある。
でも本当の意地悪って、人が崩れるとわかっててそこに熱を注ぎ続けることじゃない?
沼らせスキルを“快感”として使うのは、正直言って危うい。
相手が苦しんでも「好きになったのは向こうでしょ」と切り捨てるのは、銃を向けて撃っておいて「痛いって言うほうが悪い」と言ってるのと同じだと思う。
大切なのは、「人の感情に影響を与える力を持っている」と自覚した上で、それをどう使うか。
引き金を引くか引かないかの判断が、その人の品格を決める。
持ってるけど撃たない。
それこそが、本当に人を扱える人の在り方なんじゃないかな。
MUSASHI
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【「沼らせスキル」は感情に効く拳銃だと思う。】MUSASHI