外の景色が、陽炎でにじんで見えるほど暑い午後。
でもここは、涼やかに整えられた静謐な空間。
空調の風は直接肌に当たらないのに、なぜか心地いい。
重厚なレザーのソファに身を沈めて、
氷が静かに音を立てるグラスを傾けながら、
奥で流れるサックスの音に耳を傾ける。
この空気に、無理やりなものは何もない。
涼しさも、沈黙も、音楽も、すべてが自然にそこにある。
最近、テレビでも“多様性”をテーマにしたドラマが増えてきた。
ゲイ、レズビアン、ノンバイナリー──
ようやく時代がそれを口にし始めた。
でも、ふと思う。
おれはずっと前から、そんな世界に自然と身を置いてきたなって。
特別意識したわけじゃない。
目の前にいた“誰か”をそのまま受け止めることが、ただ自然だっただけ。
先見の明なんて、たぶん大袈裟だけど、
“時代が追いついてきた”と感じる瞬間に立ち会うと、
ちょっとだけ誇らしくなる。
価値観って、語るものじゃなくて滲み出るものだと思う。
この空間がそうであるように、
人の優しさや美しさも、強調しなくていい。
静かにそこにあって、触れた人が「ああ、いいな」って思えるものであれば。
今日もまた、何かを語らなくても満たされる、
そんな午後を過ごしてる。
MUSASHI
MUSASHIの詰め合わせリットリンク
https://lit.link/gentlemantokyomusashi
ジェントルマン東京本店公式ホームページ
https://gentlemans-club.tokyo/
ご予約お問い合わせ
https://member.jyofu-yoyaku.com/login/
MUSASHIの写メ日記
-
【語られはじめた頃には、もうそこにいた】MUSASHI