たとえば、子どもが朝起きて学校に行く。
帰ってきたらご飯ができていて、洗濯物がたたんであって、お風呂も温まっている。
それは「当たり前のこと」なんかじゃないのに、
いつの間にか、そう思われるようになってる。
毎日、家族のために動き続けている人。
誰にも感謝されないまま、でも誰にも文句も言わず、
それを「役目」としてこなしている人たちがいる。
そんな存在のことを、僕はよく思う。
女風のセラピストとして7年目を迎えて、
たくさんの女性たちと出会ってきたけど──
「私はただ、ちゃんと存在を認めてほしいだけだった」
そんな言葉を、何度も耳にしてきた。
その気持ちは、僕にもわかる気がする。
毎日をちゃんとやっているのに、
どこか空虚で、誰にも「ありがとう」と言ってもらえない感覚。
いて当たり前と思われることの、切なさ。
──「私がやらなきゃ、誰もやってくれないから」
そうやって今日も踏ん張ってる人たちの姿は、ほんとうに尊くて。
でも、その尊さって、なかなか言葉にしてもらえないよね。
お母さんも、保育士さんも、看護師さんも、介護士さんも。
誰かの“当たり前”の裏にいる人たちって、
何かを支えている分、自分が満たされることに後回しになってしまいがちで。
そんな中で、ふと立ち止まってしまう瞬間がある。
「わたしは誰かに、ちゃんと見られているのかな」
「自分のこと、置き去りにしてないかな」
「このまま歳を重ねて、何が残るんだろう」
そういう声を、僕は無視したくない。
僕自身、これまで「当たり前」とされる側にいたこともある。
居て当然、やって当然、頑張って当然。
でも、本当は…誰だって報われたい。
僕だってそう。
だから、もしこの日記があなたに届いているなら、言いたい。
あなたは、ちゃんと見られるべき存在です。
そして、ありがとう。
目立たなくたって、いつも笑顔じゃなくたって、
誰かの「当たり前」を今日も支えてくれてるあなたへ。
代わりに僕が、声を大にして言いたい。
「ありがとう。ほんとうに、おつかれさま。」
そして僕もまた、
「当たり前に居てくれる」と思われてしまう側かもしれないけど──
それでも、たまには誰かに「ありがとう」って言ってほしいなって思うこともある。
そんな風にお互い様で、ちょっとずつ優しさを分け合える世界なら、
きっともう少し、生きやすくなるよね。
MUSASHI
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MUSASHIの写メ日記
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【当たり前に、そこにいる人へ】MUSASHI