ちゃんと伝えたかったのに
どう言えばよかったのか、わからなかった。
優しさが足りなかったのかもしれないし、
強がってただけなのかもしれない。
あのときの僕は、きっと
誰かを大切にする余裕なんてなかったんだと思う。
それでも、
あなたがくれた時間や言葉は、
今でも心のどこかに残ってる。
届かなかった想い。
気づかないふりをしてしまった温度。
すれ違ったまま、終わってしまった何か。
それらを全部、
なかったことにしなくていいと思うんだ。
今こうして、大人になった自分が
あの頃の誰かを、ふと思い出すように――
もし、あなたの中にも
そういう人が浮かんだなら、
その気持ちごと、優しく抱きしめてあげてほしい。
あの頃、うまくできなかった自分も、
理解しきれなかったあの人も、
もう責めなくていいから。
ここに、「ありがとう」と「ごめんね」を。
そっと、置いていきます。
MUSASHIの写メ日記
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【届かなかった想いの、その先へ】MUSASHI