最近「禅」に関する本を読んでいました。
禅とは何かから
いろいろ書いてありましたが、
その中で気になった言葉を
ご紹介します。
「日々是好日」
という言葉をご存知ですか？
樹木希林さん主演映画の
タイトルにもなっているので、
ご存知の方もいらっしゃると思います。
「にちにちこれこうにち」
もしくは
「にちにちこれこうじつ」
と読みます。
「毎日が無事で良い日である」
という意味ですが、
なかなかそんな風に感じている人は
多くはないかもしれません。
なぜなら、
今日はいい日だったとか、
悪い日だったとか、
僕らは、
なにかと日々を比べてしまいがちです。
では、
どうしたら良いのでしょうか。
自分が赤ちゃんだった頃を
考えてみてください。
本能のままに泣きますが、
おっぱいをもらってお腹いっぱいになり、
抱っこして眠らせてもらって
スッキリ排泄ができれば
それだけでご機嫌です。
ところが、
どんどん成長するにつれ
知識と経験が増え、
それに伴って欲や執着が
生まれます。
知識や経験が増えるのは
もちろん良いことですが
それによって物事を評価してしまいます。
その評価や比較、
価値判断が「苦」を
呼び寄せてしまうと考えられているのです。
このようなことから、
赤ちゃんのような
かたよらない心、
こだわらない心
とらわれない心を
忘れないことが大切だと言われています。
禅ではそのような自由になった状態を
「無」と表現するのだそうです。
また、仏教では
悪いことがあったから悪い日
とは言わないそうです。
悪いことも
それが経験となり
今後にいかされます。
失敗があったから
さらに頑張ろうと思えた。
など気持ちを切り替えることもできます。
その一日や一瞬のことではなく、
どんなときも
いつかのための
「よい日」であるということです。
どの日も
無駄な一日などない
ということですね。
人生は、
晴れの日
雨の日
風の日
嵐の日
雪の日
があるからこそ
豊かになるといいます。
1日1日を大切に
精一杯生きる。
どんな状況でも
精一杯生きた日は
好日なのです。
当たり前かもしれませんが
「〇〇したら毎日が良い日」という
魔法のようなものはなく
日々を好日にできるかは
「良い日にするぞ」という
心がけがやはり大切なのですね。
辛いときは
なんでこんなことにとか、
なんで自分だけと
落ち込んでしまうこともありますが、
よく比較してしまうあの人も
いつも楽しそうにしているあの人も
誰しもが悩みを抱え生きています。
明日良い日になれと
願うのはもちろん素敵なことですが、
一日一日の行動や考え方が
「良い日」にさせるのです。
「禅」の考え方は
究極だなぁと思いますが、
必要以上に
落ち込んでしまいそうになったとき
少し思い出して
踏みとどまれたらいいのかなと思います。
そして最後に、
今日一番お伝えしたいことがこちらです。
（赤ちゃんのように）
甘えたくなったら、
僕らセラピストをお呼びください♪笑
ぜひ思う存分
甘えてくださいね！
甘えられるの大好きです♪
タイセ
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