〝 交喙の嘴 〟
交喙の上下の嘴( くちばし )が左右に食い違っていて合わないところから、ものごとが食い違って思うようにならないこと。
互いの意見や行動、事柄に対する認識に何らかのズレが生じることにより起こる食い違いや行き違い。
家族や友人、夫婦や恋人など、身近な環境はもちろんのこと、職場や様々なコミュニティ、そしてキャスト業でも起こり得ることだと思う。
- お客さまが求めているもの -
- それにどう応えるのか -
キャストは対価を得る以上、そこにアプローチすることを前提でご予約を受けて接客することになるのだが . .
- 求めているものが何なのか -
それ自体が分からない、分かりづらいことも正直ある。
これはご新規さまに限ったことではなく、数回、もしくはそれ以上リピートしてくださっているお客さまであっても . . だ。
( それだけ利用の理由や願望は十人十色。そして、会う度に求めるものが変わることもよくある )
キャストの対応次第 ( 怠慢接客は除く )では、ちょっとしたズレが、クレームとは言わないまでもモヤモヤや不満につながる。
そして結果的に、お客さまにとってその時間が、俗に言うところの 〈 金ドブ 〉 案件になりかねない。
キャスト業を長く続ければ続けるほど、お客さまの心理は本当に複雑だと感じる ( ご本人にとっては、おそらく複雑ではない )
何回もお会いしているリピーターさまでも、何年か経ってようやく 「 こういう接客 ( 性感含む )を求めていたんだ 」 と気づくことがある。
また、お客さまの心理を読み違えたり、変に気を遣って消極的になったりしたことで、怠慢な接客をしたつもりはなくとも、それを 〈 塩対応 〉 だと取られる . . そんな苦い経験も少なくない。
嘴が最初から合っているケースは少ない。
しかし、それをどうのように合わせていくのか。
それが、成長も含め、キャストの資質のような気がする。
秋乃 ミカクの写メ日記
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交喙の嘴 ( いすかのはし )秋乃 ミカク