自宅暮らしでバイトもしていたため
金銭的に困るということはなかった
ひとことで言うなら
〝 アングラな世界への好奇心 〟
本当にそうかどうかは分からなかったけど
そのときは直感的にそう感じた
氏名
年齢
身長
体重
住所
携帯
写真
これらの情報をメールで送ると2日後に連絡がきた
どんなものでも採用・不採用の通知は
心臓がドキドキするものだ
《 面接を行いたいと思います 》
「 なんだ、二次もあるのか 」
採用だったら本当にやることが決まってしまうからか
なぜかホッとした自分がいた
面接は1週間後に決まった
《 女性とデートに出かけるつもりで来てください 》
当日、20分ほど前に指定された場所に到着
無性に喉が乾くので近くのコンビニに寄った
「 自分の分だけだと何だから、もう1本買っておくか 」
そうして2本買って1本をガブ飲みしていると
電話がかかってきた
「 今、ホテル近くのコンビニにいます。どこにいらっしゃいますか？ 」
振り向くと長い黒髪の女性が
耳にスマホを当て立っていた
つづく
秋乃 ミカクの写メ日記
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Sex worker （2）秋乃 ミカク
