掴まれた両手首に、彼の体重が少しずつかかり始めた
同時に唇の圧が強くなり、舌がヌルッと中に . .
素直に受け入れ、ゆっくり舌を絡めると
「 いやらしいね 」
低いトーンで彼が呟いた
舌を絡めたまま頷くと
両手首をグイッと上へ引き上げ、さらに身体を密着
完全に壁に押し付けられた
手首を掴まれているだけなのに
全身拘束された気分
だけど、その圧迫感が妙な安心感を誘う
彼は、絡めた舌をゆっくりほどき
今度はフェザータッチをするのかのごとく
舌先をスーッと首筋に這わせてきた
「 あッ 」
声と共に身体がよじれる
一瞬、下に目をやると
悪戯を楽しむような子どものように
少しイジワルな笑みを浮かべていた
つづく
秋乃 ミカクの写メ日記
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部屋の入口で . . (3)秋乃 ミカク