シャワーを済ませてソファーに腰掛けていると
「 コンコン 」
ドアをノックする音が聞こえた
おそらくドアの向こう側には聞こえないであろう小さな声で
「 はーい 」
と応えながらドアに手を掛ける
何だかんだ、この瞬間が一番緊張する
ドアを少し押し開け、外を確認しようと身を乗り出すと
スッと、身体を斜めにして彼が入ってきた
無言のまま少し大きめのバックを足元に置く彼
ゆっくり身体を起こしたかと思うと、目が合った瞬間、グッと距離をつめてきた
その涼しげな目が何とも言えない
気づくと両手首を掴まれ壁に . .
心臓の鼓動が大きく波打つ
つづく
秋乃 ミカクの写メ日記
-
部屋の入口で . .秋乃 ミカク