「これは…なかなか”ヤられちゃってる”っすね。」
薄っすらとした自覚はあったものの、苦しそうな顔でそう告げる襟足の長い彼の言葉に、思わず汗が滲んだ。
「やっぱりそうですよね。一昨日切ったんですけどおかしいなぁって思ってたんですよ〜!これって、どうにかなりますか?短くなる分には問題ないので!」
平静を装おうとするほど口数が増え、焦っている自分に気づく。
「やれるだけやってみますね。多少短くはなるし、一回では直しきれないけど、一緒にがんばりましょう!」
襟足の長い彼の力強い言葉に、少し安心感を覚え、僕は身を委ねた。
白川椿の写メ日記
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5月16日(金) 20時。白川椿