こんにちは!
CAT_IMMERSIVE SALONの勝利です!
勝利の生い立ちをダラダラ投稿する日記「勝利の軌跡」、
今日は市内のマラソン大会です!
日記では現在小学校6年生で3つ目の小学校となっております!
この3つ目の小学校では、小5の時点で小6の先輩を差し置いて全学年でぶっちぎりの足の速さでした!
短距離、中距離、長距離共に。
純粋に足の早い人が少なかっただけだと思いますが。
なので、市内の陸上大会はいろんな種目に引っ張り凧。
マラソン大会も第一走を2年連続でした!
小6の時も1,500mのトップバッター!
確か5人で1人1,500m走って1番の学校が優勝って感じでした!
前の小学校のミニバス仲間もこの時は大体他校の敵として参戦してきます!
みんな「お!勝利じゃん!やっぱいるよね!タイムどれくらいなん?」と聞かれて
「まぁ4分前半くらいかな」と本当は4分30秒くらいなのに盛って言います。見栄っ張り可愛い!
「お!すごいじゃん!負けないようにしよ」
みたいな感じで本番の時間が近づいてきます。
『位置について。よーい。パンッ!!』
みんないっせいにスタート!
トップはミニバスのキャプテンの股男くん!
小3の頃から彼にだけは一度も走りで勝てたことはない。
やはり早い。
基本的に僕の走り方は、早い人の真後ろにベタっとくっついて風の抵抗を極力受けずに走り、ペースダウンしてきたら一気に抜くスタイル!
最初にダッシュしてトップに躍り出るようなことはしない。
4〜5位くらいからジワジワ後半に追い抜く。
しかし、股男は早すぎて無理!
3位の股潟くん、こちらもミニバス!
彼ならいい風除けになるし抜けるな。
でも、タイム4分前半とか言っちゃったしいつも通りじゃ嘘ってバレちゃうから早めに抜いて2位くらいを目指そう。
と言う事で股潟くんを抜いて二位の股寺くんにくっつく。
前を見ると股男はめっちゃ先の方…
早すぎる!
と、股寺くんがペースアップ!
マジかこいつ!?
逆に股男は徐々にペースダウン。
レースも中盤を過ぎる。
股男に近づいて来たところで股寺くん失速!
流石に君には無理なペースだろう。うん。
なぜなら僕はとっくに限界を超えているのだからね!!
キツすぎて田んぼにダイブしてゴロンしてやりたい衝動が半端ない!
しかし、股寺くんのお陰で股男の後ろにくっつくことに成功。
まさか、これ股男に勝てるんじゃ…
欲張りな僕はふとそんな事を考えてしまいました。
とっくに限界のクセに…
前半よりかなりペースダウンしている股男。
ゴールまで400m切ったくらいか。
早めに差をつけて心折らせて、仮にラストスパートとかされたら絶対無理だから2位争いに目を向けてもらおう。
って事で刺しに行く!
抜いて3m、4m、5mと徐々に距離が開く。
(行ける!!)
ゴールまで100mくらい!
ゴールに居る先生達、また僕のタスキを待ってる第二走の子!
どんな表情してるかまでは見る余裕もないし声も何も聞こえない。
無心でアスファルトを蹴る!蹴る!蹴る!!
50mのところで、ザッザッザッと足音。
短距離走か?ってスピードの足音。
股男がここにきてラストスパート!
心を折れなかった…彼にも意地があったのだ。
股と股の意地!
勝ったのは…
…
…
股男!!!
惜しくも抜かれて心折れたのは僕でした!
僕は二位でゴール!
急に止まると危ないのでしばらく歩いて息を整えて芝生に腰をおろす。
ちょうど股男も近くに居たから話しかける!
「股男相変わらず早いなぁ」
「いや、勝利も聞いてた通り早かったわ」
ハァハァしながら男の友情が深まる青春の1ページ!
そんな素敵なワンシーンにドカドカと僕の学校の体育の先生が来て
「勝利!よく頑張ったな!タイム4分9秒だぞ!新記録だ!いつもよりかなり早かったぞ!ホントよくやったな!」
股男「…」
勝利「…」
おしまい!
西島勝利の写メ日記
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【勝利の軌跡No.33】西島勝利