2、レミゼラブル
今回はミュージカル映画「レミゼラブル」(2012年)を指します。
…あらすじ…
パンを盗んだ罪で19年間服役したジャン・バルジャンは、仮出獄後に再び盗みを働いてしまうが、罪を見逃してくれた司教に感銘を受けて改心する。その後運命的な出会いを果たした女性ファンテーヌから愛娘コゼットを託されたバルジャンは、執念深いジャベール警部の追跡を逃れ、パリへ。バルジャンとコゼットは親子として暮らすが、やがて激動の時代の波に飲まれていく…。(映画ドットコムより)
わたしは映画館であまりに泣きすぎて腰が抜け、エンドロール後もしばらく立ち上がれないほど打ちのめされました。
ただこれは、ジャン・バルジャン演じるヒュー・ジャックマンが実父に似ており(主観)、彼が悲惨な目にあっている映画を見ると苦しくて仕方なくなる・感情移入して仕方なくなる、というのも作用しているんですが…
ジャン・バルジャンはコゼットにとって、大いなる守護者です。
ジャン・バルジャンは、司祭から受けた赦免のため一生懸命社会貢献します。その中で助けられなかった女性の頼みでコゼットを保護し、大切に育て上げるのですが、淑女になったコゼットの危険を回避する他、彼女が恋に落ちた男性さえもコゼットのために命を懸けて救出し、やがて命尽き果てます。
わたしは心の底から、ジャン・バルジャンのような守護者を求めているのかもしれない、と近年になって気づき始めました。
同じく、彼のように人生の生きる目標が定まり、命を懸けてその目標を達成できることはとても幸せなんじゃないだろうかと感じています。
わたしは、ジャン・バルジャンのような守護者を求め、
ジャン・バルジャンのように誰かを守ってシにたいのです。
ただわたしとしては、ジャン・バルジャンには報われてほしすぎるのでコゼットの子を抱き、さらにその子も抱き、大往生の末老衰とかで和やかに息を引き取ってくれればよいと思ってしまいますがね…
(本編でも穏やかな最期ですが、若すぎます)
19年も。19年もパンの窃盗(近所の子供が飢え死にしそうだったが、彼にもお金がなく盗むしかなかった)のみで投獄され(どうも獄中での態度が悪くて懲役を間延びさせられていたっぽいが…)その後の人生をはたして謳歌できたのでしょうか…美味いものをたらふく食べて、いっぱい寝てほしい…
猫とか…飼っていてほしい…
おねがい、ジャン・バルジャン。幸せになって…。
(続く!)