最近読んだ本!
図書館で借りてきた「女たちの王国」
家父長制が伝統として根深い中国にて“家母長制”の中で暮らすモソ人の
思想・暮らし・習わしについて、著書による所感を交えた密着エッセイとして描かれている。
秋山氏の翻訳が繊細な日本語で美しく、さくさく読めるのは著書の感性のたまものなのか…
フェミニストの魂を揺さぶる辺境地にある
“モソ人”の暮らす村への興味がかりたてられる一冊。
とくにわたしは表題の“結婚のない母系社会”の文言に引かれたのだけど、
家父長制の根深い中国にてまさか“家母長制”の古い集落が存在するのも驚きだし、
生まれた子たちは全員母方に帰属するため、
女性が自由に恋愛・性愛をし、授かった子供は同じく母方家系に帰属する。
結婚、出産に関して色々思い悩む年齢でもあるため、
新しい世界を垣間見たような気がしてわたしはとても好きな一冊だった~~?