この暑さの中で、あの日過ごした時間を思い出す。
最近、外に出るだけで溶けそうなくらい暑い。
日差しが肌を刺すみたいで、呼吸も浅くなる。
駅まで歩くだけで、シャツの背中がじっとり濡れる。
そんな今だからこそ、ふと思い出す。
3月に行った沖縄の午後のこと。
白シャツ一枚で過ごせるくらいの気温で、
風が気持ちよくて、プールサイドのタイルがちょっとだけ冷たくて。
氷の音と水のゆらぎが、静かに流れてた。
あのときは「春にしては暑いな」なんて思ってたけど、
今思えば、あれはすごく贅沢な“涼しさ”だったんだな。
こうして比べると、
同じ“暑さ”でも、記憶に残る温度って全然違う。
またね。
世良 葵の写メ日記
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こんなに暑いのに思い出すのは。世良 葵