感情のコントロールについて考えてみると、そもそも感情はどうして湧いてくるのか、ということが気になる。
失敗して焦ったり、大事な契約の前に緊張したりと、感情の引き金が引かれる場面はたくさんある。
よく、感情をコントロールするにはどうすればいいかと聞かれるけど誰でも初めての体験をするときには、何らかの感情を感じるものだ。
向かいのデスクに座っている畏怖の対象で冬場でもイカつく黒光りする本部長だって、最初は初めての体験をしていたはずだ。
ピヨピヨの新入社員から、場数をこなし、経験を積んで成れた結果、今の彼がいるわけなのだ。
彼のように、成長していく過程で少しずつ慣れが生まれてくるんだと感じる。
僕は、一般的にネガティブとされる感情に心が支配されそうになったときでも、それを受け入れるようにしている。
たとえば、恐怖という感情は、まるで神さまのようなものだと思う。
見えないけれど、そこにあると信じられていて、だからこそ強く感じるもの。
けれど、それを受け入れて乗り越えると、自由があるように感じることができる。
経験と知識が知恵となり、それが自然と環境に適応する力となる。いわば、慣れが身についてくる。
感情のトリガーはたくさんあるけれど、たとえば「不安」を感じればそれが“恐怖”につながり、「違和感」を感じれば“怒り”につながる。
そうした感情の波に飲み込まれず、うまく対処できる知識や経験を積むことで、余裕を持って対応できるようになるのだろう。
それらの知恵がたくさんあると、自然と余裕が生まれ、それが他人に素敵な印象を与えるのではないだろうか。
安室 蘭の写メ日記
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