路をあるいていると気づく。
標識の色遣い。ゴミ集積所の位置。電線の太さ細さ。
あらゆる業種にそれぞれ日夜試行錯誤し、関わる多くの人々に伝わる様、奮闘しているプロがいる。
なんの気なしに見かけるひとつひとつのモノには、メッセージがあり見る人によって、それは観ることに変化し意味定義づけされ物として暮らしの一助となっている。
ひと目観て理解できる様、メッセージが体現されたデザインには伝えようと努力する職人たちの情熱を感じる。
私たちの習性、くせにもそれらは現れる。話を始めようとする前に息を大きく吸い込む人、伝えたいことや報告する事があるけど言えずに目を大きく見開き口を固く結ぶ人。
仕事の流れは変わらずとも関わる人によって流れ方は変わってくる。些細な機微を察してさりげなく汲むことは、円滑なコミュニケーションにつながっていく。
あまり言葉を必要としない様な業界に携わる人も言葉を武器に営業を生業とする人も向き合っているタスクに情熱を注いでいることに変わりはない。
そんなことを考えていると歩いているだけで気づきの幅は広がる。いろいろなインスピレーションがある。誰しも無意識でも所作の中には意味がある考えると少しだけ人に優しくなれる気がする。
安室 蘭の写メ日記
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