子どもの頃、歯医者が大嫌いでした。
まあ、好きな人っていないですよね?
あのキーンという音、
消毒液のツンとした匂い、
マスクの奥からのぞく先生の鋭い目。
学校の歯科検診で虫歯が見つかるたびに、
「人生終わったな」
と思ったものです。
大げさではなく、それくらい憂鬱でした。
大人になっても、苦手意識は消えませんでした。
けれど、ある歯医者さんに出会って、
変わったんです。
彼の治療は、痛くない。
というより、気づけば終わっています。
「ゴッドハンドとはこういうことか!」
と思いましたね。
昔治療した歯も、
彼にすべてやり直してもらいました。
昔の銀歯を自然なセラミックに変えてもらったときは、
「自分の歯って、こんなにきれいだったんだ」
と驚きました。
そして、歯磨きの仕方、歯間ブラシの使い方、マウスピースの重要性……
歯を大切にするためのあらゆることを、
彼から学びました。
今では、歯磨きの時間は15分。
定期検診は1.5か月に一度。
先生に磨き方をチェックされ、
残った歯石をきれいに取ってもらいます。
おかげで、もう10年以上、虫歯ゼロです。
クリーニング後の歯はツヤツヤで、気持ちがいい。
あれだけ嫌いだった歯医者が、
今では好きになってしまうなんて。
不思議なものですね。
苦手だった食べ物、運動、あるいは人付き合い……
大人になってから好きになったものって、
意外と多い気がします。
みなさんにも、そんな経験ありませんか?
雪村 凪の写メ日記
-
歯医者が嫌いだった雪村 凪