「誰かに会いたい」と強く感じる瞬間は、
いつだろう。
日中の仕事を終えた後か、
それともベッドで眠りにつく前か。
深夜0時、日付が変わる。
部屋の静けさがやけに重たく感じるときがある。
無意識にスマホに手を伸ばす。
誰かにメッセージを送ろうか。
人恋しさのピークは、
もしかすると心が一番“ゆるむ”タイミング。
昼間は誰かとすれ違っても、
何も感じなかったはずなのに。
夜になるとふと求めている、誰かの声。
心のよりどころが欲しい夜。
そこに思い描くのは
家族でもない、友達でもない、
特別な関係の人。
「あの夜が忘れられない」
だが、あの夜は二度と来ない。
その儚さが、人恋しさを倍増させる。
人恋しさ、口にすると恥ずかしい。
でも深夜0時は、
心に正直になっていい時間だ。
あなたの恋しい人は誰か──
今夜、そっと問いかけてみては。
秋山 純士の写メ日記
-
『深夜0時の人恋しさ』秋山 純士