野心という言葉には、
どこかギラついたイメージがある。
強い光、鋭い眼差し、燃え盛る炎。
でも、本当に強い野心は、
もっと静かなものじゃないかと思う。
声高に「こうなりたい」と語るのではなく、
誰にも見せずに、
自分の内側でひそかに燃やす。
見えないところで積み重ねる小さな努力。
少しずつ前へ進む足音の中に宿る決意。
静かな野心は、他人に煽られない。
比較もしない。
「もっと上へ」
そしてそれが
「もっと自分らしく在るために」
という純粋な欲求に姿を変える。
誰かに語る必要なんてない。
口に出さずとも、目の奥に宿る火は、
必ず誰かに伝わる。
派手じゃないけれど消えない炎。
その炎は、
静かに、淡々と未来を変えていく。
秋山 純士の写メ日記
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『静かなる野心』秋山 純士