年齢というものは、2種類ある。
実年齢と、精神年齢。
実年齢は、ただの数字。
生まれてから何回、
地球が太陽の周りを回ったか、の記録。
一方で、精神年齢は、もっと曖昧で不思議だ。
ときに子どものように無邪気で、
ときに歳を重ねた哲学者のように冷静だったりする。
実年齢と精神年齢が一致する人は、案外少ない。
20代でも落ち着きすぎている人もいれば、
50代でも少年の心を失わない人もいる。
どちらが良い悪いではないけれど、
大人になるにつれて僕たちは
「実年齢に見合った振る舞い」を求められがちだ。
けれど、その置かれた状況にもよるが、
精神年齢は無理に矯正しなくていい、と思う。
大人だからといって、無理に大人ぶる必要はない。
子どものような好奇心が残っているなら、
それはむしろ財産だし、
子どもの心を持ちながら誰よりも落ち着いていてもいい。
実年齢が重なっていくほど、
精神年齢は「自由」になれる。
そう考えると、
歳を取るのも少し楽しみにならないだろうか。
と自分にも言い聞かせる、
40代に突入している秋山である。
秋山 純士の写メ日記
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『精神年齢はどこまでも自由に』秋山 純士