人との関わり方には、
「広く浅く」と「狭く深く」がある。
たくさんの人と気軽に話せることも、
少人数と濃密に語り合えることも、
それぞれに価値があって、
どちらが正しいとは言えない。
けれど最近は、
この二択以外の第三の可能性──
「広く、そして深く」
に惹かれている自分がいる。
情報も、スキルも、知識も。
触れようと思えば、いくらでも手に入る時代だ。
けれど、ただ“持っている”だけでは、
それらはすぐに色あせていく。
自分の中で育て、深くかみ砕き、
別の何かと結びつけて初めて、
それは“血肉”になる。
知識も、人との関係も、ときには感情すらも。
無理に広げすぎる必要はない。
だが狭すぎる世界に満足しない。
ときに「自分なりの広がり」を持たせる。
ふいに気になった話題、
誰かがつぶやいた一言、
ある日の読書の一行。
それが、あとで思いもよらぬ深みに繋がることがある。
「深さ」を求めてばかりいると、
時に世界が狭くなってしまう。
「広さ」を恐れずに開きながら、
その中で、“自分だけの深さ”を探していく。
それが、これからの僕の静かな挑戦だ。
秋山 純士の写メ日記
-
『広く、深く、への挑戦』秋山 純士