秋山 純士の写メ日記

「それ、かわいいですよね」

はじめて服屋の店員さんにそう言われたとき、
正直、ちょっとだけ困惑した。
“かわいい”という言葉は、どこか
「女性のためのもの」だと思い込んでいたから。

でもいつからか、
その言葉は性別を飛び越えて、
“心が動いた何か”を、素直に表すものになっていた。


服そのものの形や色に対して、
「かわいい」を使う人は今や当たり前で、
中性的なファッションも増えてきたこの時代。
“かわいい”は、
特定の誰かに許された言葉ではなくなった。

たとえば、
女性が「かっこいいね」と言われることもある。
それは決して男らしいという意味ではなく、
その人の芯の強さや、美学に対して放たれる賛辞だ。


「かわいい」も、「かっこいい」も、
外見を褒める言葉だったものが、
いまではその人の
“在り方”や“空気感”に使われるようになってきた。

性別に縛られず、
年齢にも縛られず、
言葉は今、しなやかに姿を変えている。

自分が何を「かわいい」と感じるか。
誰に「かっこいい」と言いたくなるか。
そんな一言の選び方が、
まさに時代の空気をまとっているといえるだろう。



ちなみに、
本日の日記で
秋山連続ドラマ日記が202日目を迎えました。
（詳細は2025年3月10日の日記をご覧ください）
101日目が一つの節目でしたので、二回目の節目は
101×2＝202ということになります。
いつも読んでいただきありがとうございます。
いったいどこまで続くんでしょうね。