朝、スマホを開いた瞬間に目に入るニュース。
満員電車に乗り込む人の浮かない表情。
なんとなく、街の空気が重く感じられる日。
そんなふうに、
僕たちの心は毎日、
世界の“気分”に振り回されながら生きている。
だが、
同じ出来事を見ても、
笑える人もいれば、泣く人もいる。
怒る人もいれば、何も感じない人もいる。
違いは出来事じゃない。
それをどう意味づけるか──
どんな「レンズ」で世界を見るか、だけ。
感情は本来、
「反応」ではなく、「選択」できるもの。
心の中に、無意識に持っていた
「こうあるべき」が外れると、
目の前の世界は、不思議なほど違って見える。
曇り空が「憂鬱」ではなく「静けさ」に見えたり、
無口な人が「冷たい」ではなく
「やさしい不器用さ」に感じられたり。
感情の主導権を、
自分の手に戻すということは、
同時に、世界の見え方を、
自分の手で変えることでもある。
世界は変えられない。
でも、自分の心と感情を整えることで、
世界は新しい風景を見せる。
自分の心を、自分で選ぶ。
ただそれだけで、
「この世界でどう生きるか」は、
きっと変わっていく。
秋山 純士の写メ日記
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『心は、選べる。』秋山 純士