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秋山 純士の写メ日記

秋山 純士

秋山 純士  (40)

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  • 『雨のち、新しいふたり。』
    秋山 純士
    『雨のち、新しいふたり。』

    6月の街には、
    色とりどりの傘が咲く。


    傘を差し出す仕草、
    かすかに水滴をまとったワンピース、
    濡れたアスファルトに響く、静かなヒールの音。


    晴れの日には見えない、
    誰かの新しい一面が
    雨の日にはふと、顔を出す。

    どこか不意打ちのような、
    その姿に、心を奪われる。


    傘の下で少し傾けるその横顔。
    髪に落ちた雫を払う手元の動き。
    “相合傘”には、まだ抵抗があるふたり。
    でも──傘をさしたまま目を合わせる距離は、
    いつもより、すこし近い。


    雨の日の傘は、ただの道具じゃない。
    それは仕草になり、表情になり、
    ときにファッションより雄弁に、
    その人の魅力を語ってくれる。


    もし今日、
    あなたと誰かがひとつの傘に入ることがあれば──

    それは、
    新しいふたりが始まる予感なのかもしれない。


    雨の季節。
    それはほんの少しだけ特別な、
    ふたりだけの物語の入り口。