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秋山 純士の写メ日記

秋山 純士

秋山 純士  (40)

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  • 『Hot or Ice? 欲望の輪郭を探る』
    秋山 純士
    『Hot or Ice? 欲望の輪郭を探る』

    徐々に近づいてくる夏。
    気温も上がってきている6月半ば。
    僕が手に取るのは、
    あつあつのホットコーヒーだった。

    冷たい飲み物が心地よい日でも、
    “味”を楽しみたいとき、僕はホットを選ぶ。
    逆に、寒い日に冷たいざるそばをすすったりもする。
    それは、僕は多くの場合、
    「体感の心地よさ」よりも「味覚」を重視しているから。

    たとえば、アイスコーヒーは飲みやすいけど、
    ホットのほうが、豆の風味が際立つ。
    コーヒーは「喉を潤すために飲む」のではなく、
    「心を潤すために飲む」。
    僕はコーヒーを一気飲みしたいわけではない。
    一気飲みに適するのはビールかプロテインだ。
    そばだって、冷たいほうが、
    出汁とそばそのものの味の輪郭がくっきりする。

    つまり僕は、体感的な快・不快よりも、
    「欲しい感覚の明確さ」を優先するタイプなんだろう。


    ***


    女風でも、こんな選択の感覚に似たことがある。

    ホテルでじっくり“向き合いたい”のか、
    それとも、デートで一緒に“過ごしたい”のか。

    どちらが正解というわけじゃない。
    どちらも大切だし、どちらにもそれぞれの良さがある。
    そして何より、人には選択するときの気分がある。

    ただ、それを選ぶ時、
    人は意外と「状況」よりも
    「欲望の輪郭」で選んでいる場合も多い。

    暑いからアイス、ではなく、
    ホットのほうが「味わえる」と思ったからホット。

    それと同じで、
    「ただ抱きしめられたいから」ではなく、
    「ちゃんと、この人と向き合いたい」からホテルを選ぶ。


    選択には、“その人らしさ”がにじむ。


    それが、どんなに小さなことでも。


    ***


    『Hot or Ice?』
    その一杯には、
    今日の自分の欲望が映っているのかもしれない。