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秋山 純士の写メ日記

秋山 純士

秋山 純士  (40)

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  • 「“失うものがない”という強がり」
    秋山 純士
    「“失うものがない”という強がり」

    「俺には失うものなんて、何もない」
    そんな言葉を、
    どこかカッコいいと思っていた。
    捨て身で生きることに、憧れがあった。
    そしてあたかも、
    「自分もそれに当てはまる人間じゃないか?」

    覚悟。潔さ。“痛み”を跳ね返す自分。
    そこに一種の強さを感じていた。


    だが、ある時ふと頭をよぎった。
    「失うものがない」んじゃなくて、
    「失ってもいいと思い込もうとしている」
    だけなんじゃないか、と。
    そして多かれ少なかれ、失うものは必ずある。


    まだ何も手にしていない状態。
    それは“失うリスクがない”こととは違う。
    何かを守ろうとしなければ、
    自分が何を大切にしているのか、
    いや何を大切にしたいのか、
    知ることもできない。
    でも俺はおそらく無意識に目を背けていた。
    大切なものを見つける責任から逃れていた。
    手にもしていないものを失うリスクを恐れて。


    強がりの奥底にあったのは、ただただ空虚さだった。


    「守るべきもの」がある。
    それは人なのか、仕事なのか、信念なのか──
    きっと人それぞれだ。
    でも確かなのは、それを見つけた瞬間、
    人は“ただ生きてるだけの存在”から脱け出せる。
    守るべきものがあるからこそ、
    人は踏ん張れる。愛せる。変われる。


    失いたくないと思えるものがある人生は、怖い。
    でもそれ以上に、
    なにも守るべきものが見つからない人生の方が、怖い。

    強がり続けてきた自分に問う。
    「それ、本当に“失うものがない”だけの話か?」と。


    今、俺は少しずつ探している。
    本当に守りたいと思える何かを。
    それがきっと、俺を人間にする。