完璧を目指すことは、
決して悪くない。
むしろそれは、
美しさであり、誠実さの証だとも思う。
ただ──
完璧主義が、自分のためのこだわりから、
「誰かのために嫌われないように」とか
「ちゃんとしてると思われるように」
そんな“他人軸”にすり替わったとき、
その完璧は、少しずつ自分を苦しめはじめる。
100点を目指しても、
その100点が相手にとっての100点とは限らない。
むしろ、
自分の80点くらいが
相手にはちょうどよかったりもする。
だからときには、
自分だけの“正解”を押しつけず、
その場ごとの「良い加減」を目指すことも、
大事なんじゃないか。
完璧であろうとする自分も大切にしつつ、
そこに誰かが関わるときは、
ちょっとだけ、力を抜いてみる。
そんな風にすれば、
自分も、相手も、もっと自由に、もっと楽に、
生きていけるのかもしれない。
秋山 純士の写メ日記
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「誰のための完璧主義か?」秋山 純士