昔、
「1/3の純情な感情」という曲が流行った。
おそらく僕と同世代の方なら、
懐かしい!と思った方もいらっしゃるのではないか。
「壊れるほど愛しても 1/3も伝わらない」
当時まだ大人になっていなかった僕は、
メロディーだけ追っていて、
その歌詞を深く考えることはしなかった。
しかし、今この歌詞を思い返すと、
そこには切なさがありつつ、
僕なりの新しい解釈が生まれてくる。
壊れるほど誰かを想えること。
その熱量を持てること。
そのこと自体が、尊いものであり、
もう奇跡みたいなもんだろう、と。
そしてその気持ちが
1/3……いや、
1/4でも、1/10でも伝わったなら、
十分すぎるくらいじゃないかと思う。
全部伝わったら相手が火傷しちゃうしね。
たとえば、こうして書いているこの日記も。
きっと、読んでくれる人の100人に1人でも、
僕の気持ちのほんの一部でも届いてくれたなら、
何かを感じてくれたなら、
それでいい。
1/3の感情が伝わるなら、奇跡だ。
1/100でも、奇跡には違いない。
大事なことは、
まず自分が伝えようとする意思を捨てないこと。
それがなくなったら、
当たり前だが何も残らない。
だから僕は、今日も書く。
“純情”とは言えないまでも、
たしかにここにある“純士”の感情を。
裏方スタッフの中川さんに
裏方スタッフの裏方に任命されて
テンションが上がる秋山純士
秋山 純士の写メ日記
-
「1/3の純士の感情」秋山 純士