国と国の間には、国境がある。
人と人の間には、見えない壁がある。
そして自分自身の中にも、
内に秘めた自分と
外部にさらされた自分がいる。
境目。
そこには、
超えてはいけないとされる“線”がある。
けれど、人はときにその一線を越えたくなる。
それもまた、人間の性なのかもしれない。
オンとオフ。
仕事とプライベート。
境目はあるようで、
実はつながっていたりする。
僕の場合、この境界線は非常に曖昧。
どちらの時間も、自分の人生における
「ひとつの時間」として味わう。
他人との間にも、
境目はあるようでない。
それが“シームレス”という感覚。
僕には、距離感という概念がほとんどない。
それが、僕なりの自然な関係のかたちだ。
一線は越えるものじゃない。
線をなくす。
線を感じない。
越えるものなどそもそもないのだ。
それが本来の意味での
自然なつながりなんじゃないか、と思う。
秋山 純士の写メ日記
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「シームレスな漢」秋山 純士