陽キャ、陰キャ。
いつからか、そんな言葉が生まれた。
初対面の相手に「どっちのタイプ?」なんて
聞かれることもある。
いつの間にか自分でも、
「自分はどちらなんだろう」
なんて考えるようになっていた。
でも、そもそもなぜ
その二項対立のカテゴライズなんだろう?
そんな疑問を、ずっと抱いていた。
人と接していると、思う。
いわゆる陽キャに見える人でも
どこかに陰の静けさを持っていたり、
陰キャに見える人が、
実は強い発信力を秘めていたりする。
つまり人は。
その程度の差こそあれ、
複数の性質を兼ね備えているものだ。
群れない。
でも、ずっと独りでいたいわけでもない。
社交的ではないけれど、
人との関わりは大切にしている。
他人に迎合しない。
媚びない。
でも、選ばれる。
なぜならそこに、
“自分の軸”があるから。
いつも明るくふるまうことが、正義じゃない。
いつも笑っていることが、優しさじゃない。
感情を見せないからこそ、伝わる何かがある。
言葉を発さないからこそ、伝わるものもある。
無の状態で、相手を受け入れたい。
ただ、静かに。まっすぐに。
その人の感情を丸ごと受け止める時間こそ、
僕にはとても尊い。
どんな関係性でもいい。
たった数時間でも、
相手の心の奥を、少しでも覗けたなら。
身近すぎず、遠すぎない関係。
その距離感のなかで
誰かが自分を少しだけ“許せる”なら、
僕がここにいる理由は、きっとそこにある。
秋山 純士の写メ日記
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「群れず、媚びず、受け入れる」秋山 純士