赤い靴をはいている人を見た
そういえば
運命の赤い糸って
本当にあるのかなと
ふと考える
当たり前だが
運命の赤い糸は目には見えない
やがて添い遂げる
運命の男女が
心のどこかで
魂のどこかで
感じ取るものなのだろう
そんな男女も
もともとは赤の他人
運命の赤い糸など
真っ赤な嘘かもしれない
情熱の赤と表現されるように
赤色は肯定的な文脈であれ
否定的な文脈であれ
強烈な意味合いを持つ
赤い靴をはいた女の子が
今では青い目になってしまったように
出会った瞬間に赤い糸だったものが
別の色に変化するかもしれないし
糸が切れてしまうこともあるだろう
だが糸で結ばれるとは
人と人が出会うことに他ならない
ご縁で結ばれた糸が
切れてしまわないように
はぐくんだ先に
赤い糸に成熟する
そんな出会いも
いとをかし
秋山 純士の写メ日記
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赤い糸秋山 純士