「ストイックな人」
こんなことばを聞くと、
皆様はどんな人を想像するだろうか。
わかりやすい例でいうと、
一流のスポーツ選手。
高次元の目標達成のために、
強い意志を持ち、自己管理を徹底する。
そんなイメージを持つとわかりやすいかもしれない。
もともとストイックには「禁欲的」
という意味がある。
何かを我慢してより高いレベルの努力をする。
たいていは他の人を評価するうえで、
誉めたり讃えたりするようなニュアンスで
使われることが多い。
でも一歩間違えるとストイックな行為は、
自分の限界を超えて走ってしまう危険性がある。
一時的には120%の力で頑張れても、
それはいわば自分のキャパを超えた状態。
どこかでプチンと糸が切れるように
燃え尽きてしまう可能性もある。
コップの水があふれ出してしまったら
収拾がつかない。
普通の人が70%で頑張っているところを、
一気に120%まで上げる必要はない。
やはりどんなに頑張っても100%の手前で
ブレーキをかけるべきだ。
それが、長続きさせるコツだと思う。
限界値を超えて何かに打ち込むことは、
響きはかっこいい。
時にはそういう瞬間があってもいい。
でも我に返って、
自分のストイックさに壁を設ける瞬間も必要。
120%の力を出して不完全燃焼で終わるより、
90%の力を出し続けて完全燃焼で終わりたい。
その方が、
自分も周りの人もハッピーになれるような気がする。
俺もだいぶまるくなったなあと思う。
秋山 純士の写メ日記
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ストイックの壁秋山 純士