知り合いや友だちがふと見せる表情
何気なく発した言動
この人はこんな表情を見せるのか
この人はこんな言動をとるのか
この人にはこんな裏側があるのか
こんな風に思ってしまうことがあった
この人はこういう人だと思っていたのに
でもそれは
自分がその人に勝手に作り上げていた
イメージや幻想に過ぎないのかもしれない
この人はこんな人
自分で他人のイメージを作り上げるのは勝手だが
それは相手がこうあってほしいという
自分のエゴでもある
裏側を見たと思ったとき
それはその人の裏側というよりは
その人の紛れもない一部
裏側というのは
第三者には見えにくい領域
というだけなのかもしれない
裏側ではなく
自分の想像の及ばなかった新しい一面
そんな風に思えば
その一面も含めて
また新たな相手の人物像を
作り上げていけばよい
常に相手の新しい一面が
入り込むスペースを
自分の中に持っておきたい
秋山 純士の写メ日記
-
裏側も現実秋山 純士